2010年04月18日

鬼太郎公園

近所に陰気臭い公園があった。ブランコは錆びてるし、夏の夜には悪い子達が集まって、打ち上げ花火とかしながらぎゃーぎゃー騒ぐ。でも春には桜が咲いて、子連れのお花見には最高なんだけど。
ところが3月に入ってから、この公園で何やら工事が始まり、今風のカラフルな遊具が設置された。散歩で前を通るたびに、公園の開放を心待ちにしていたのだが、さらに嬉しい情報が飛び込んできた。近所に住む水木しげるさんのご好意で、この公園が「鬼太郎公園」として認定されると言うのだ。
最初は遊具が新しくなっただけで、特に鬼太郎公園らしい絵やモニュメントもなかったので、連れと「本当かいな」と疑っていたのだが、数日前、入り口になにやら設置されるようなコンクリートの基礎ができていた。おぉ、本当らしい。
そして、そのお披露目と除幕式が行われた。
開始の10分前には家を出たが、公園には想像以上に沢山の人が集まっていた。テントが建ち、スーツにバッヂを付けた市の職員さんも来ている。テレビカメラも来ていて、地元のケーブルテレビと、「ゲゲゲの女房」効果を狙ってか、国営放送さんのカメラも居る。乾杯用のお茶と、子供達にはお菓子のセットも配られるため、多くの子供達の目当てはコレだったようだ。水木さんの出身地の境港からは、鬼太郎(の着ぐるみ)も来ていた。
勇壮な和太鼓で式典が始まり、市の職員さんからのご挨拶があった。
もともと、陰気臭かった頃のこの公園は個人の土地を市が借りていたもので、持ち主からは買い上げの希望が出ていたが予算がなくて実現できず、マンションでも建てようかという流れになっていたのだそうだ。小学校の前にあると言う事で市が頑張って買い上げてくれて、せっかくなのでご近所に住まわれている水木さんに因んで、公園を「鬼太郎公園」にしたい・・・というのが、この生まれ変わった公園の成り立ちなのだった。
そしてこちらが、除幕された水木さん書の公園の看板。
jomaku.jpg
スプレー缶の餌食にならぬ事を心の底から祈りたい。
私たち夫婦は水木漫画のファンでもあったので、水木さん著の「墓場鬼太郎」「劇画 近藤勇〜星をつかみそこねる男」とサインペンを持って出かけたのだが、残念ながら水木さんはお見えにならなかった。水木プロからのご挨拶でいらした弟さん曰く「彼はまだ寝ているんでしょう」との事だった。そういえば私がいつも道でお会いするのはお昼に近い時間。水木さんが駅の方にあるアトリエに出勤するのがその時間だから、やっぱりゆっくり眠られているんだろうなぁ。
良く寝る事。良く食べる事。そして絵を描く事が長生きの秘訣のようだ。
鬼太郎公園は、寝太郎の絶好の遊び場になるに違いない。近所の子供達に長く愛される公園になりますように。
せっかくなので、生まれ変わった公園の写真も。
kouen.jpg
posted by はきこ at 23:57| 東京 ☀| Comment(0) | 徒然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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